【子育て上手=ほめ上手】
「ほめ」にはとんでもないメリットがたくさんあります。
この記事はこんな方におすすめです。
✅子どもの才能を伸ばしたい
✅子どもと良い関係を築きたい
✅正しいほめ方の具体例を知りたい
「結果ほめ」と「プロセスほめ」って聞いたことありますか。
この違いが分からない人は要注意です。
間違ったほめ方は子どもの才能を潰します。ご存じない親御さんはこの記事を熟読することをおすすめします。
5分で子どもの人生と価値観が劇的に変わります。
この記事では
✅ほめるメリット3選
✅間違った褒め方が子供をダメにする理由
✅今日から使えるほめ方の具体例
を解説していきます。
私は2児(2歳、0歳)のパパです。育児書10冊以上読みこんだうえで、実践し効果が高いだけを紹介します。
子育てに忙しくて育児書なんて読むヒマないですという方は5分で読めるので時短になり、育児書の実践的内容ですので有益です。
目次
正しくほめるメリット3つ
そもそも、「ほめる」ってどんなメリットがあるのでしょうか。意外と奥深く、とんでもないメリットがたくさんあります。
自己肯定感の高い子になる
こどもは親からほめられると、「自分のことを見守ってくれている」、「自分の存在を認めてくれている」と感じてうれしい気持ちになります。
自分はここにいてもよいのだ、自分はがんばっている、という気持ちが生まれ、自己肯定感が高まります。また、認めてくれた相手に対して信頼が高まり親子の絆が深まります。
自分の考え方や行動にも自信をもてるようになるため、学校で自分の意見を主張できたり、将来的には仕事で大きな成果を出したりできるでしょう。
挑戦する子になる
ほめられて自信がつき積極性が生まれます。失敗しても、また次にチャレンジすることができます。
優しい子になる
子どもは親からほめられることで、自分自身の存在価値を認識して、自分を大切に思うことができます。他人に対しても大切にすることができ、思いやりを持って接するようになります。
ほめるメリットはたくさんありますが、正しい褒め方をしないと間違った方向に子どもを導くことになってしまいます。
子どもの才能を潰してしまわないよう正しいほめ方を理解しましょう。
「結果ほめ」と「プロセスほめ」の違い
「結果ほめ」と「プロセスほめ」って聞いたことありますか。
例えば、こどもがテストで100点をとったとします。
『100点とったね!頭いいね!』結果・才能に注目してほめるのが「結果ほめ」
『勉強頑張ったんだね!凄いね!』プロセス(過程)・努力に注目してほめるのが「プロセスほめ」です。
「結果ほめ」は無意識のうちにやっていると思いますが、「プロセスほめ」は意識しないと難しいです。
実は・・・「結果ほめ」ばかりしてしまうと子供にとって悪影響があるってご存知でしょうか?
なんとなく「プロセスほめ」が大事って知ってる方も毎日意識して子育てできているでしょうか。
今一度「結果ほめ」のとんでもない悪影響を再認識しておきましょう。
結果褒めのデメリット
てやんでい!テストで100点取ったのをほめて何が悪いんでい!?べらぼうめぃ!
と皆さんが反論したくなる気持ちわかりますが落ち着いて聞いてください・・・。
結果・才能をほめてばかりだと子供のためになりません。
「結果褒め、才能ほめ」のデメリット3つ
結果と才能をほめ続けると子供にこんな悪影響があります。
■相手を依存的にする
■失敗を恐れて挑戦しなくなる
結果ばかりにフォーカスしてほめてしまうと・・・
100点を取って褒めてもらうことが目的になってしまいます。
褒めてもらえないと100点取った意味がないように感じます。
「100点とる私」=「良い子」であると考え100点取れなかった場合は自分は悪い子だと考えるようになります。
100点取れなかったらどうしよう・・・と不安を抱くようになります。
結果ばかり褒めると知らずにプレッシャーを与えることになります。
結果褒め・才能褒めはできるだけ避けましょう。
硬直マインドセットとは(悪い褒め方で身につく)
結果褒め、才能褒めを続けると人間の能力は、生まれつき決まっており、後天的に伸ばせるものではないと思い込むようになります。
このような思い込み(信念)を硬直マインドセットと言います。
「私頭悪いから~」という人ですね。
難問にぶつかると思考停止して何も努力せず成長の機会を失い続けます。
硬直マインドセットをもつ人々は、失敗(=自分の能力が証明できなかった)したとき、「自分は無能だ」「自分にはなんの価値もない」ととらえます。
そのため、失敗を重ねると、硬直マインドセットを持つ人々は挑戦をしなくなります。自分の能力がないということが証明されてしまうことを恐れているからです。
硬直マインドセットの子どもあるある
硬直マインドセットを持つ子どもはこう考えます。
✅才能があれば自然にうまくできる。
✅学校の勉強で一番僕がやりたいのは自分ができる子だと証明すること。
こういった子供は失敗すると追い詰められたように感じます。自分には才能や頭の良さがないと考え、できない子だと思われるのを恐れて挑戦することを避けます。
⇨硬直マインドセットに導くには結果と才能を褒めることです。
難問にぶつかると思考停止して何も努力せず成長の機会を失い続ける子供に育って欲しいですか?
プロセスほめのメリット
やばいよ! 「100点取ったね!頭いいね!」ってずっと言ってたよー💦
って方もご安心ください。今日からプロセスほめ始めましょう!
プロセスほめのメリット3選
プロセスほめには子どもにとって以下のメリットがあります。
✅自立を促す
✅失敗を恐れず挑戦する
成長マインドセットとは(良いほめ方で身につく)
プロセスほめを続けると人間の能力は、努力で身につくものと思い込むようになります。このような思い込み(信念)を成長マインドセットと言います。
成長マインドセットの子どもあるある
努力を好む成長マインドセットを持つ子どもはこう考えます。
✅困難な課題にも粘り強く取り組む
✅授業で知らないことを習うことが一番の成績を取るよりもはるかに大切と感じる
⇨成長マインドセットに導くのはプロセスをほめることです。
この考え方は4歳までに染み付いてしまうと言われています。
努力できる人間って最強です。
とはいえプロセスをほめるってとても難しいです。
親は反射的に「かけっこ一番だったね!足早いね!」と結果・才能をほめてしまいます。
結果・才能ほめがちなので、常日頃は努力をほめることに意識を向けましょう。
「あかん!結果・才能ほめしてもうたー」という時もすぐにプロセスほめにつなげるといいですね。
『結果ほめ』⇨『プロセスほめ』の言いかえ一覧
『結果ほめ』してしまう前に、少し頭で『プロセスほめ』への言い換えを考えてみましょう。
よくある具体的ケースごとの言い換え一覧です。
【子どもがテストで100点とった】
×「とても良いスコアね!あなたは頭がいいのね」
〇「とてもいいわね!頑張って取り組んだのね」
【かけっこで1等賞になった(公園で走りまくってる)】
×「足が速いんだね」
〇「いい走りだったね」
【兄弟におもちゃを譲った】
×「いい子だね!さすがお兄ちゃん」
〇「妹のために『どうぞ』してくれてありがとう」
【絵をみせてきた】
×「絵の才能があるね」
〇「集中して絵を書いたね」
使ってみればすぐに子どもは本当に嬉しそうな顔をしますよ。
親子ともに幸せな時間が過ごせます。
考えるのはめんどくさいですが慣れると習慣になります。
『プロセスほめ』実践のコツ
実践あるのみですが効果的な『プロセスほめ』をするためのコツがあります。
✅結果に至るプロセスにフォーカスする
テストで100点取ったのは良く勉強したから
絵が描けたのは集中して書いたから
瞬発力が問われ脳みそのトレーニングになりますよ。
✅子どもの行動を良く観察する
プロセスは想像することもできますが実際の頑張りを良く観察しましょう。努力を見つけたら「プロセスほめ」チャンスです。
✅一緒に遊ぶ
深く観察するには一緒に遊ぶことが一番手っ取り早いです。本気でこども目線になり、子どもの世界を自ら楽しみましょう。
最初は英語で話すみたいにつっかえながらですが段々流ちょうに言葉が出てきますよ!
まとめ
✅『プロセスほめ』は努力できる子を育てる
✅子どもと一緒に遊び良く観察し実践しよう
『プロセスほめ』は会話量も増え濃密なコミュニケーションができます。
私も実践してすぐに効果を実感できました。
子どもの喜びが全身からコチラに伝わってきます。
褒め方を意識するだけでこんなに家庭での幸福度があがるなんて本当にびっくりしています。ぜひ皆様も試してみてください!
今回の記事を書くにあたり育児書を10冊以上読みましたが一番おすすめの本を紹介します。
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