この記事はこんな人におすすめです!!
・診療情報管理士を目指す方
・資格取得のため専門学校への進学を考えてる高校生と保護者
みなさまに参考になる情報を提供したいと思います。
診療情報管理士資格取得のために専門学校に進学しようと思ってる高校生、または保護者の方ちょっと待って下さい!!
資格取得のための専門学校に進学はおすすめしません。
✅資格の価値が低い
✅業界の給料が低い
✅大学資格が得られない
✅職業選択の幅を狭めている
診療情報管理士を取得する場合は通信教育がおすすめです。
診療情報管理士、税理士簿財科目合格、簿記1級、潜水士、FP2級、MOS
資格経験だけは少し豊富で病院勤務経験もあるがんちゃんがガチ解説していきます。
目次
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皆さんが病院で診察してもらうとき、医師がパソコンにカルテ記載しているのを見たことがあるかと思います。
患者さんに関する医療情報は病院で適切に情報管理され必要なときにすぐ確認し、診察を行うことができています。
患者さんの医療情報を管理する専門職が「診療情報管理士」です。
退院後の診療録の回収、点検、製本、情報の登録と提供、統計の作成
診療情報管理士になるには 受験資格は?
診療情報管理士になるには2つの方法があります。
1⃣専門学校に進学して認定試験に合格
日本病院会が指定する大学か専門学校で必要単位を取得+認定試験に合格する必要があります。
2⃣通信教育を受け認定試験に合格
指定校以外の大学や短大、専門学校を卒業後、日本病院会が主催する通信講座2年間受講することでも受験資格を得ることが可能です。
専門学校のサイトでは診療情報管理士に最短でなるには専門学校です!
とありますが私は通信教育での取得を強くおすすめします。
診療情報管理士の専門学校をおすすめしない理由4つ
資格取得のための専門学校に進学はおススメしません。
✅資格の価値が低い
✅業界の給料が低い
✅大学資格が得られない
✅職業選択の幅を狭めている
以下詳しく解説します。
資格の価値が低い
資格には2つの価値あります。
①資格を保有することによる肩書としての価値
②合格する過程で身につく知識を習得できる価値
例えば簿記の資格を持っていれば肩書としての価値として就職、転職に有利に働きますし、経理業務をするための知識も習得できます。
診療情報管理士の資格を持つと就職有利?待遇が良くなる?
どのような知識を習得できるのかについて解説します。
診療情報管理士を肩書価値からみると・・・
✅独占業務なし
✅医師事務作業補助者の研修が免除される
✅就職、転職で有利に働く
熱意や医療の知識があるな~となり多少有利に働きます。
✅待遇は評価されない場合が多い
資格手当がつく場合もあるそうですが・・・少ないと思います。
私の勤務してたところではありませんでした。
取得知識の価値からみると
✅人体、医療の歴史、関連法律のことが分かり仕事に役立つ
✅医療用語がわかり医療職とのコミュニケーションが円滑になる
✅病院業務に興味が持てるようになる
といえます。
ただ、特に資格保有していなくとも病院就職は可能です。
私も無資格ですが就職できました。
業務上も無資格でも業務に携わることができます。
病院職員ですら認知度が高くないため就職・転職で少し有利に働く程度がメリットといえます。他の類似資格も多数あり正直違い分かってませんって人多いです。
資格をとったからといって大幅に待遇が評価されるわけでも、独占業務があるわけでもないので資格としての価値自体が低いといえます。
業界の給料は低い
診療情報管理士の平均年収は300万円~400万円。
年齢やボーナスの有無で変わってくると思いますが・・・。
日本人の平均年収400万円と比較すると低いと言わざるを得ません。
診療情報管理士の給料・年収はどれくらい?|医療| | 学校法人 三幸学園 (sanko.ac.jp)
診療情報管理士の年収給料・業種別【私立病院・公立病院・国立病院】年収・年齢別推移や都道府県別年収推移を解説|平均年収.jp (heikinnenshu.jp)
時給では1,500円以上のところもあり。
年収500万円以上の求人を見ていると診療情報管理士+課長候補等のマネジメント能力も求められるようです。40~50代で転職して得られる金額かなと思います。要件に診療情報管理士がある求人もありますが、お休みや給与面で他業種と比較して良いとは言えません。
大卒資格が得られない
専門学校に進学する最大のデメリットは日本で最強の資格である大卒資格が手に入らいないことです。
大卒資格は最もコスパの良い資格だと思います。
✅大卒資格は稼げる
21 生涯賃金など生涯に関する指標|ユースフル労働統計 2021 労働統計加工指標集 (jil.go.jp)
生涯賃金を比較すると大卒と高専・短大卒との差は7,000万もの差が出てしまいます。
あくまでも平均で生涯賃金は人生の豊かさの指標のひとつでしかないですが、7,000万の差がデータとしてあります。
✅大卒資格は募集条件であることが多い
大学新卒用のマイナビやリクナビの求人を見て見ましょう。
募集要項に大卒以上と書かれた求人ばかりです。
企業は慣例と採用作業の簡略化のために大学卒であるかどうかのフィルターを使います。
あなたが優れているかどうかに関わらず
大卒資格がないと行きたい企業に就職できないこともあります。
大学生がいかに専門学生より遊んでいても、募集要項で大卒が優遇されてしますのが現実です。
✅大卒資格があると転職に便利
転職用のリクナビの求人を見て見ましょう。
募集要項に大卒以上と書かれた求人ばかりです。
診療情報管理士として専門学校から病院に就職したものの、こんなはずじゃなかった、病院での仕事は私には合わないと感じることがあるかもしれません。
厚生労働省が発表している新規学卒就職者の3年以内の離職率は
【 短大卒など 】41.4% 【 大学 】 31.2%
厚生労働省HPからhttps://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00004.html
10人中4人が3年以内にやめます。
転職の際に大卒資格がないことが足かせとなる可能性を考えましょう。
大卒、短大卒関係なく
AIの進化、ICTの推進、人生100年時代の現在は、転職は当たり前の時代です。
転職前提に人生を考えた場合、大卒資格はぜひとも取っておきたい資格です。
就職の幅をかなり狭めている
高卒後すぐに医療事務系の専門学校に行くと職種の幅をかなり狭めることになります。
診療情報管理士を取得するために専門学校の医療系のコースに入学する必要があります。
専門学校の医療系コースは医師事務作業補助者、診療情報管理士を目指す人のためにあり必要な技能や知識をまなぶにはうってつけです。
しかし、医療系コースで身につく能力は数ある会社の中で病院事務への就職に特化しています。病院事務にも様々ありますが、主に医師事務、受付、医療秘書、診療情報管理士の職種に限定されています。これらの職種は大病院においては正職員から派遣への切り替えが進んでいる職種でもあります。
高校卒業後18才で医療事務を目指して専門学校に入学すると周囲の環境もあり、ほぼほぼ業界の変動や子どもが自らの無限の可能性に気づかないまま病院に就職してしまう可能性が高く、おすすめできません。
大学卒業してそれでも病院就職がしたかったら充分に就職可能です。
病院事務に嫌気がさした場合、他の業界に転職するにはあまりにも専門的で限定的な知識と技能は評価されづらいです。
早いうちから就職の幅を自らせまくするのはやめましょう。
良い状態とは選択肢を多く持った状態です。
診療情報管理士のメリットは
逆に診療情報管理士の業務上のメリットとしては・・・
✅残業が少ない
残業は少ない傾向にあります。
しかし、病院や部署によると思います。
以前の勤務先は3H/月ほどでした。違う部署では30H/月以上ありました。
✅業務に一度なれると簡単でストレスが少ない
なれるといいですがルーティンや医師へのカルテの記載依頼、算定者への問いかけなど人間関係は嫌なところがあります。本当に管理士業務だけの病院の場合は昇給等も少ないです。医療事務としてキャリアアップ考えている人は様々部署を経験できる大病院がおすすめです。
まとめ
✅資格の価値が低い
✅業界の給料が低い
✅大学資格が得られない
✅職業選択の幅を狭めている
という理由から専門学校進学するのはコスパが悪すぎるといえます。
専門学校で貴重な3年間と250万かけてとる資格ではないです。
逆に専門学校での資格取得をおすすめする人は
・一刻も早く病院で是が非でも働きたい
・一刻も早く診療情報管理士として働き続けたい
家庭の事情や個人的な状況もあるかもしれませんが。
どこでも働けて、残業があまりなさそうというイメージだけではなく他の選択肢はないか考えてみましょう。たとえば、簿記とって経理として働くほうが今後の選択肢は広いと思います。
それでも専門学校という決断された方の選択は
間違ってないです!胸を張っていきましょう!
本当にそう思ってます!応援してます!!
ただ時間と金銭の制約さえ解決できれば以下の方法をおすすめします。
おすすめ診療情報管理士取得方法
診療情報管理士として働きたい方におすすめの方法があります。
✅おすすめ理由① 費用が安い又は無料になる
通信では費用は22万円で働きながら取得可能です。
専門学校だと250万円以上です((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
大変ですが働きながら資格を取得している人もたくさんいます。
合格者の割合は専門6割、働きながら4割くらいです。
⇨合格者の分析についてはコチラ
働きながら取れる資格を3年間みっちりやる必要はないと考えます。
さらに、病院によっては診療情報管理士取得の費用を負担してくれる病院もあります。私の場合も病院にだしてもらったので手出しはゼロで済みました。
✅おすすめ理由② 大卒資格がとれる
別に大学受験という壁と学費の壁がありますが、専門学校でも250万かかります。
奨学金制度も利用することがもできます。
大卒資格があったほうが人生が楽になる場合が多いです。
✅おすすめ理由③ 大病院の正職員で就職可能
就活活動でわたしは新卒で地方の大病院事務職を3つ受けました。
うち、2つ内定を頂きました。いずれも募集要項には大卒とありました。
診療情報管理士は大きな病院で設置されている場合が多いです。
小さな病院は事務が受付も、請求も、診療情報管理士業務も全てやっていることが多いです。
診療情報管理士の業務に魅力を感じ資格取得後に専門学校に求人を出している小さな病院に入ったけど受付業務しかできないよ~。なんてこともあります。
大病院では人事、経理、総務、経営の仕事もあり、小さな病院では経験できない業務もあります。(逆に小さな病院でしか経験できないこともありますが・・・)一般の会社と変わらない業務があるため業務に飽きることはありません。様々な経験が転職の際も有利です。
また大病院⇨小さな病院への転職は容易です。あの大きな〇〇病院の事務ならと勝手に信用してくれます。
待遇、身につく能力を考えるとまずは新卒カードをつかって大病院に就職後、必要に応じて診療情報管理士を取得する道が効率的かと思います。
在学中に病院就職以外の選択肢も見えてくる可能性もあります。
病院就職に有利な資格 医療事務資格
とはいえ大卒後、病院に就職できる保証はありません。
就職試験を突破しなければなりません。
他の就活生に差をつける方法があります。
在学中に医療事務資格を取得すると病院に対する熱意を感じてくれると思います。
医療事務技能認定試験は、医療事務に従事するにあたって必要な基本的な知識や算定ルールの知識を測るための試験です。この資格を取得することで、受付や治療費の計算、カルテ管理など幅広い業務に従事するための知識が認定されます。
合格率80%以上、随時インターネット試験あり、すぐに強いアピールにつながります。
新入職員でも医療系資格を持って入ってくる事務職員はほぼいないため「病院に興味があり、病院に関することが知りたいと思って医療事務資格を受けてみました。業務のイメージが勝手にではありますが・・・自分の中で膨らみ、ますます病院で働いてみたいと思うようになりました。」とさらりと面接で話せば確実に差がつきます。
資格の大原なら15,000円程度でWebで授業を受けられます。
受験料と合わせても20,000円で取得できるお手軽かつ病院就職でアピールできる資格です。
コスパ良しです!!
↓↓くわしくはコチラから資料請求できます↓↓
医療事務資格試験概要
■受験資格
受験資格なし
■日程
年6回(1月、3月、5月、9月、11月)に実施、インターネット試験は随時可
■会場
在宅試験、もしくは全国の指定会場
■受験料
5,000円(税込)
出題範囲
■学科・科目
・学科:法規、保険請求事務、医学一般
・実技:診療報酬明細書作成のための必要知識
■実技試験の有無
学科試験と実技試験が行われます
■問題数
・学科:40問
・実技:10問
■試験時間
・在宅試験:試験日に受け取った試験問題を翌々日の月曜消印有効で返送
・会場試験:学科・実技あわせて2時間
■合格基準
総得点の85%以上
■合格率
85%
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